git解説
Gitでファイルのコミットを一個前の状態に戻す方法
最後のコミットだけを取り消し、作業ディレクトリはそのままにする場合、「git reset HEAD~1」、特定のファイルだけを戻したい場合「git reset HEAD~1 <ファイル名>」

Gitでファイルのコミットを一個前の状態に戻す方法はいくつかあります。以下は、特定の状況に応じた手順です。
1. 最後のコミットを取り消す(git reset を使用)
最後のコミットだけを取り消し、作業ディレクトリはそのままにする場合:
git reset HEAD~1
- HEAD~1 は現在のコミットの1つ前を指します。
- このコマンドはコミットを取り消し、変更内容は作業ディレクトリに残ります。
もし変更を完全に破棄したい場合は:
git reset --hard HEAD~1
⚠️ --hard を使うと、変更内容が完全に削除されるので注意してください。
2. 特定のファイルだけを戻したい場合
最後のコミットに含まれる特定のファイルだけを戻す場合:
git reset HEAD~1 <ファイル名>
- これにより、指定したファイルの変更だけがステージングから解除されます。
また、作業ディレクトリも戻したい場合は:
git checkout HEAD~1 <ファイル名>
3. コミットを取り消す(git revert を使用)
他の人と共有しているブランチで安全にコミットを取り消したい場合:
git revert HEAD
- このコマンドは新しいコミットを作成し、最後のコミットを打ち消す変更を適用します。
- 安全に取り消したい場合におすすめです。
4. コミットメッセージだけを修正したい場合
もしメッセージだけ修正したい場合:
git commit --amend